みやうちふみこのブログ

日々の思い こぼれないように 

いとうせいこう×安田菜津紀「今こそ、世界のリアルな声に耳を澄まそう」 オンラインイベント

昨夜から、春嵐のような風と雨。
ここの桜は、まだ、つぼみのままでなんとなくホッとした思い。

明日、晴れたら3分咲きぐらいになるだろうか。

今は、雨音も風音も聞こえない。

夕食後 7時から、本屋_B&B配信のオンラインイベントに参加した。

いとうせいこう×安田菜津紀「今こそ、世界のリアルな声に耳を澄まそう」 『ガザ、西岸地区、アンマン 「国境なき医師団」を見に行く』(講談社)刊行を記念してのオンラインイベントだった。

2月はじめごろだったと思う、同じ本屋B&Bのリアルタイム配信イベントとして、白井明大さんとカシワイさんの『いまきみがきみであることを』の刊行記念として著者の沖縄に住む詩人・白井明大さんと、北海道に住む詩人・三角みづ紀さんとのトークイベントに参加したことがあった。2回目。
今回の、いとうせいこう×安田菜津紀「今こそ、世界のリアルな声に耳を澄まそうは、いとうせいこうさんの『ガザ、西岸地区、アンマン 「国境なき医師団」を見に行く』(講談社)のタイトルに「国境なき医師団」と言う文字を見て、参加を申し込んだのだった。なんとく、わずかながら「国境なき医師団」へ支援し始めたのは、ここに越してきて((竹山団地)まもなくの頃だった。 『ガザ、西岸地区、アンマン」では、貧困によって、小さな子供たちの命が、一日に、多く失わていく。そんなキャッチフレーズに動かされことを記憶している。

いとうせいこうさんの、刊行記念イベントと言うのに、その本はまだ読んでいない。それでも、写真家の安田菜津紀さんも、現地に行ったことがあることから、本の中から引き出された話題が生々しく語り合われて、良く伝わて来た。映像の中に足を撃たれて杖を使う少年(?)が、その杖を笛にして吹いていた。どうして、多くの人が足を撃たれるのか。世界にはこんな理不尽な地、所、のあることを広く伝えるために『ガザ、西岸地区、アンマン 「国境なき医師団」を見に行く』は刊行されたのだと強く話されていた。

 

 

春嵐の日

後半は、住民と「「国境なき医師団」の信頼関係を築く役割を担って、直接住民の中に入って会話しているという、ヘルスプロモーター・園田亜矢さんのお話を聞いた。貧困や女性の地位の低さ性暴力被害者のことなどを、胸いっぱいに、こみ上げてくるものを、何度も抑えながらのお話は、ビンビン伝わってきた。
民間支援がないと、できない、見えない部分。それを、それぞれが持ち寄って、重ねあい、若い立場で、伝える手段として、ことばで、世界の不平等をに手を差し伸べる活動をしている。のだという風に聞いた。見えない心の傷の治療も欠かせない大変なことなのだ。

世界のとて不公平不平等不条理に怒りをあらわにして話されていた、

いとうせいこう安田菜津紀&園田亜矢さん、お三方のお顔が消えない。