青空、さわやかな風
おさなげなウグイスの鳴く声が止むこともなく
団地の空間をうるおす
チュチュ チュチュとあいまに
聞こえるのは なんの鳥だろう
朝日を浴びてキンポウゲが一斉に咲き
まぶしそうにそれでもじっと太陽を
見つめるきいろい花
あすときょうはkayoのお休み
セーターを洗いベランダに出て目を回している
ゆっくりゆっくりなれればいい
明るい光にまばゆいひかりに
あなたは昨日つくろった綿70%だったか
の 靴下をながめてうっとりしている
つくろうために針を持つとおとずれる安らぎ
手にとりそっと足を入れる
捨てられるはずの君にすくわれたのは
君ではなくてわたしなのかも
いれかわるように
甲高い鳥のさえずりが彼方から聞こえてくる