みやうちふみこのブログ

日々の思い こぼれないように 

2018-08-01から1ヶ月間の記事一覧

バスを待つ

朝、大空を悠々と舞う白鳥が 水面に映っているような空を見上げながら出てしまったバスの後部を見送った日のことを思う 「止っていても乗れないのよね。赤信号だから」 白鳥は ゆっくりゆっくり羽ばたいてる 駅前のバス停には 椅子が10脚位並んでいる つぎ…

「詩と思想9月号」と野田順子さんの詩集届く

手にするのが夜になってしまったのですが野田順子詩集「ただし、物体の大きさは無視できるものとする」と 一緒に届いた「詩と思想9月号」。届くと、あぁ今月ももう終り~と、毎月思う。分っていても、そう思うおかしさ。きっと、無意識に届くその日を楽しみ…

今日の散歩道

煮浸しにしようと手にしたナスは少し太っちょで真ん中あたりから少し湾曲がかっていた表面の皮に包丁入れそのまま湾曲に添って先っちょまで皮むいていったら川模様になった 周囲は闇にそまり シンと静かだ川面だけが 月明かりに染まり流れが水音を誘う 気配 …

無題

今朝は、1本の朝顔のつるに 10も花が咲いて つるは支柱から離れ風もないのに 揺らいで ゆ~らゆらゆら 地面には1本の茎から 何本もの細い管が張り巡らされている 葉や蕾たちは そこから 自力(じりょく)で 各々 水を吸い上げてきたのだろうか その姿は…

「お母さんのこと悪く言うのはわたしたちが大きくなってから言って欲しいよね!」 あれから どれほどの年月がすぎただろうか・・。 *タイトルは「岡島弘子詩集・洋裁師の恋」より 夜になると虫が鳴いて 秋の始まりを教えてくれるこのごろなのに 日中の暑さは…

ブックレット詩集(10)

ブックレット詩集(10) {ストーク マーク・犬飼 愛生・著} 著者と3女の生まれた年が同年と知って、わけもなくうるる。 そのうるうるは、いったい何者なのだったのか、不明。 若い方達には特におすすめ。高齢者の私には、いや、高齢者 ではなく、わたし個…

いのちの春(*)

ちょうど今頃の季節だった公園で尻餅ついたり手をねんざしたり泳いでいて 隣のレインに接近したり 「あぁ・・ママがが二人いるよ。」って言ったのは、二学期が始って 間もなくのころだった 1989年9月 病名は小児悪性脳腫瘍 消えかけた11才のいのち コ…

むこうがわ

川のむこうがわの土手には赤い彼岸花が咲きはじめ赤トンボが川面に映る青空の上をスイスイ 母や兄はどうしているだろう 母は「いいのよ」と微笑みながらうなずいて兄は「お盆ぐらい帰って来いよ」と言う父は黙って母と兄のむこうがわに祖母と並んで佇み、「…

わたしの恋

今日の空は 青色一色 どこまでも広く広く静かな空 時折聞える 空飛ぶエンジン 遠く近くでミンミンゼミが鳴いて ツクツク法師が 秋告げている 秋は恋の季節 スーパで 桃とプルーンと巨峰とバナナを買った 果物に恋をしたみたいに 桃をじっと見ていると産毛に…

第50回横浜詩人会賞決定

横浜詩人会のホームページにて【2018/8/13】「第50回横浜詩人会賞は井上摩耶詩集『鼓動』に決定」との情報を得た。おめでとうございます。で、早速、井上摩耶さんの横顔、そっとのぞかせて いただきました。ら、すごいパワァ~の持ち主。 ・・・納得。ほんと…

昨日のこと(2018/08/20)

昨日は、12時予約の歯科医院へ。 午後、大腸検査の予約に上白根病院へ。 検査その時よりも、あの、検査前の腸を きれいにする溶液(?)を飲むのが苦手。 前回は、入院中だったけれど、吐き気がし てきて、止めたくなった時、どんな治療に も耐えたかよこ…

孤島

孤島に住むようになったカバは朝起きると広い広い海に張り巡らしてある網をぴくぴくっぴくっと引いてみる反応を見極め餌の代わりに言葉を置く ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 岡島弘子さんの詩集「洋裁師の恋・孤島」の"孤島”をタイトルに、…

おばけ

今も一人で歩く夜道が苦手 道路に映る影見てもドキドキドキ 帰りの時はドキドキしながら帰るけど バス停までのお迎えなんて尻込みしちゃう 早く帰るのよ! 早く帰るのよ! してたね、 「お母さんに夜の外出慣れさせようよ」ってミーテング 週1回 写真教室に…

はかりしれないみずのゆくへ

「 婦人服は、池袋の西部デパートよ!」 そんな噂を聞いたことがあった。 行ったことはなかったけれど・・。 岡島弘子さんの詩集 「洋裁師の恋・はかりしれないみずのゆくへ」は この詩集のクライマックス。この章こそが 詩集のタイトル「洋裁師の恋」そのも…

蓮の花びら

発泡スチロールの箱を開けるとつめたい水の中にレンコンと蓮の葉っぱが浮いて長く茎のついた蕾と実が出てきた 歓声をあげて わたしは蕾の茎を水切りペットボトルに挿したのは一昨日の昼頃 昨日の朝 そばに寄ると蕾のガクが はらりと落ちた潤いのない蕾はふっ…

春の雪

まとうことを知らない 詩片 生まれたばかりの詩集を抱いて これから 一歩一歩 はじめよう 空に 生まれたばかりの雲がぽっかり浮かぶように わたしもわたしの宙に 届きますように 一歩一歩はじめようもう まとうものなんかなにも無い もう 怖がることなんかな…

黄色い恋の正体

彼女と会うのは何年ぶりだろう。 10年、いやもっと、14年か15年ぶりかも知れない。その頃は、彼女も私も60才過ぎたばかりの頃だったか ら、今思うと、二人とも まだまだ若かったね。 昨夜は、二人でその頃の話をして夜を明かした。 「ここで、ぼくは子…

あの頃のわたし

「マドモアゼル洋装店」その洋装店は東京の中野にあった。トモコさんが洋裁学校を卒業 して勤めていたお店だ。トモコさんは結婚す るまでその洋装店に他の二人と一緒に住み込 みで働いていた。冬になるとトモコさんの両 手はしもやけで ぱんぱんに腫れぶよぶ…

「×1」

カメラを手に過去を切り捨て未来を切り取る。写真なら可能なことも、人生はそうままにはならない。猫一匹と末娘と古いカメラと、わたしは家庭をあとに した。失うものなど惜しくは無かった。 「×1」の名を取得するまえの静けさは、夏から立秋 そして秋から…

立秋~モネ展へ

昨日は、涼しさに誘われるように横浜美術館へと 足を向けた。車内の人たちの表情も前日までの暑 さなどすっかり忘れたよに穏やかに感じた。 向かい座席に座る男子4人は海外旅行の帰り風。 同じようなスーツケースを同じように前に談笑して いて、一人がスー…

FRESH産地直送品!

スーパーの陳列台に並べられたばかりの桃 そこから2個入りのケース1つを買ってき たのは, 歯医者さんに行った日だったから2 日前。 添えられていた2枚の桃の葉っぱが真実、FRESH産地直送品!を物語っていた。 その桃から、桃の香りがかすかにたちはじめ …

昨日のこと

市から交付されていた有効期限平成30年8月1日から 平成32年 7月31日までの後期高齢者医療被保険者証を それまでの保険証と見比べなが、、昨日歯科医院に行く前に なぜか破いてしまった。それまでのはうすいピンク色。これ からのは薄いオレンジ色。…

およげ たいやき君

ひょんなことから 休日だったkayoと「およげたいやきくん」の歌の話になった。かよは、「あの歌は嘘ばっかり」と言うのだ。「どうして?」と聞いたら「だって、たいやきは毎日売られて食べられちうんだよ。まいにちまいにち焼かれていたら真っ黒に焦げてしま…

ひまわり模様のワンピース

*生地やのおじいさんが もういちまい*わたしのためにえらんでくれた布は*ピンクと茶と黄色のチェックのツイード*これを仕立てて着なさい ・・・・・ *=岡島弘子詩集「洋裁師の恋・ドレスができるまで」より。 わたしは不器用で洋裁は苦手。 次姉が洋裁…

夢日記を書くのが夢

今夏初、朝顔のたねを見つけた。今日はkayoの休日。8時過ぎても起きてこないので声をかける。すでにわたしは家事すべてかたづけて一日のんびり過ごすスタンバイ完了。で、真実は、夢物語のテクニックを磨こうという計画だったのだが、事実はついつい「詩と…