2018-08-13 春の雪 まとうことを知らない 詩片 生まれたばかりの詩集を抱いて これから 一歩一歩 はじめよう 空に 生まれたばかりの雲がぽっかり浮かぶように わたしもわたしの宙に 届きますように 一歩一歩はじめようもう まとうものなんかなにも無い もう 怖がることなんかなにも無い 春の雪から生まれるような 詩片を ひとひらひとひら紡ぎながら生きて往きたい *岡島弘子詩集「洋裁師の恋・雪」を 読んで生まれたわたしの詩。