みやうちふみこのブログ

日々の思い こぼれないように 

春の雪

まとうことを知らない 詩片

生まれたばかりの詩集を抱いて

これから 一歩一歩 はじめよう
 
空に 生まれたばかりの雲がぽっかり浮かぶように

わたしもわたしの宙に 届きますように

 
一歩一歩はじめよう
もう まとうものなんかなにも無い

もう 怖がることなんかなにも無い
 
春の雪から生まれるような 詩片を

ひとひらひとひら紡ぎながら生きて往きたい 
 

 *岡島弘子詩集「洋裁師の恋・雪」を

 読んで生まれたわたしの詩。