今朝はトラツグミの呼ぶ声で目が覚めた。昨日より気分爽快。今の季節には珍しいからっとさわやかな一日だったからか。kayoは出勤。ささっと簡単に家事を済ませ、ベッドに仰向けになってそのままの姿勢で正面をみると、ガラスの向こうに空色のキャンバスに描かれた白い雲の風景が見えた。やわらかな頭髪をなびかせる竜の顔をした白いしろい雲。初めて見る景色のように感じた。そこからいつも見ていたものは文字かカーテンの地模様だったのだと気づくのに数秒かかった。手前に白地にチャコールグレーの細いストライブのノースリーブとびわ色の半袖シャツのすそが少し揺れる感じて描かれている。画面を小鳥がチュチュッと横切る。ときどき車のドアを閉める音。男の人の話し声。今日は駐輪場の整備点検をしてくださっているみたいだ。ふと思う。何もしないとき目の前にはいつも文字の有ることが普通だったのに、もし読む行為が失われたら、どうなってしまうのだろう。ガラスの窓の向こうの景色も見ることが出来なくなったら、とか、今まで想像したこともないことを想像してみる。
もっともっと、今の体に感謝 大事にしなくちゃね！
