午後二時半過ぎ
すごい雷の音と稲妻と
降り出した雨の音
暗雲の中をごろごろごろ~っと
ころげころげる音が
大きく大きく小さく響く
ばりばりばりばり~っ
ごろごろ~ごろごろ~
ばりばりばりばり~っ
ごろごろごろ~ごろ~
ばりばりばっき~んごろごろごろ~
遠ざかってはまた戻ってくる
ごろごろごろ~ごろごろごろ~
ごろごろごろ~ごろごろ~ごろごろごろ
ばりばりごろごろごろ~
行ったりきたりして
だんだんだんだんと~くに
ごろごろごろ~ごろごろ~ごろごろごろ
さわさわさわさわさわ~
さわ~
冷気をふくんだ空気が
素肌のもろうでにふりそそぎ
なまぬるいしめった臭いが鼻を素通る
隙間から侵入してきたかすかな外気
夕刻までにはまだと~い
虹出るだろうか
まだ、、と~くより近いところで
ごろごろごろごろごろごろ ごろごろごろ
あぁ、、もういってしまったね
そう唱っているのは 雨
さわさわさわさわさわ~さわ~