昨日、7月1日は、岡島弘子さん主催の野川朗読会9に観客とし参加させて
いただきました。昨年は多分体調が悪くってキャンセルさせていただいた
ので、初参加。最寄り駅の小田急線・成城学園駅下車、会場の成城ホール
集会室まで徒歩5分と案内状にはでていた。駅に降り立つと、南口と西口の
出口。さて、と思い構内をキョロキョロ・・表示板で会場所在地6丁目方面
は南口改札であることをたしかめ、改札を出た。なるほど、、一番に目に入
ったのが「成城石井」。そのずっと先の反対側に東京三菱UFJ銀行の表示は見
えたのだけれど、マクドナルドが確認出来なかったので、駅前のベンチに携帯
を手にしていた学生らしき男性に「このへんのこと聞いても良いですか?」と
言ったら「ぼく、全然ダメ」という。ちょうどそこに、「なんですか伺います
よ」と、地元の方らしい女性が声をかけて下さった。その上、途中までご一緒
して下さったので、お陰様で、暑さの中迷わず成城ホールに着くことが出来た。
・・のだが、さて・・会場は?と、、見渡したのだけれど、案内表示が見つから
ず、一見休憩室のような(喫茶室だったのだけれど)ところで4人ぐらいで雑談?
している方に、聞いたら、ここの奥の左側に窓口あると教えてくれた。で、4階
のE室が会場とわかったのだけれど、、初めての参加者には不親切な案内状とは
わたしの思い。少し時間もあったので、喫茶室で、他のお客さんの食べていたス
トロベリーのソフトクリームを注文、のども渇いていたからかとても美味しかっ
た。
会場に入ると受付に、一色先生と、モノクローム・プロジェクト、合評会でご一
緒の根元さん、ランカ社の高橋さんがいらしたので、そこまでの緊張がどっとほ
どけた。高橋さんとは初対面だったけれど、FBの写真と同じお顔だったので、直
ぐ分った。そのとき会場にはほぼ満席だった様な・・。
で、わたしは、、窓際一番後ろの列の窓際の席に着席。そこから、ふっと見ると
斜め、中頃より前の席に、先ほど喫茶室でイチゴのソフトクリームを食べていた
女の方の後ろ姿が見えた。なんだか可笑しくなって一人で笑ってしまった。
席について間もなく一色真理先生の司会で主催者の岡島弘子さんのご挨拶で朗読会は
始まった。5年ぶりという最新詩集のご紹介もあり、今日、この会場に限って2500円の新詩集が2000円と言うので、早々買い求めた。朗読トップバッターは、今回わたしが
最も期待していた伊藤浩子さんの朗読だったのだけれど、なんと、観る朗読?だった。けれど極々小さな(そう思えた)スクリーンに映しだされた文字は到底最後列から読み
取ることは出来ないどころか、彼女の写真を一枚どうしてもとカメラをそっと持参したのに、撮る(盗る?)チャンスを与えてはくれず、、とうとうお目にかかることもく、すごく残念。以前だったら、写真でしかお会いしていなくってもだいたい、絶対見失うなんてこと無かったはずと思うのだけれど、昨年今年との目の手術後、、ものの見え方が少し不安定に感じられることが多々あって(見える様になったんだから良いのかも知れないけれど・・欲望は限りない)ときどきお会いする方とか写真だけだと、、あら~?と思うことがあっても、一方的にわたしの方からはお声もかけにくかったりもして、、年を取るって取ってみないと分らないことだらけ。
出かけると、なおのことそんなことを実感することが多くって失礼も学ぶことも多々。けっして知らん顔しているわけではないのだけれど。あれもこれも今になって分ること・・・。
こうして、詩の朗読会に参加して朗読なさっている方達は、もうベテラン詩人さん達。
文学についても深く深く興味を持ち熱く熱く語り合ったりしていらっしゃる姿には、圧倒される思い、、。中には、、小説風な詩朗読もあったりして、・・あら、、誰かの?何かで?読んだ? ストリーにどこか似ているところある?なんて思ったりもしたりして、無責任、気楽に楽しめるのも、聞き手、読者冥利といえそうだ。
一色真理先生の朗読は、、亡き父親役など登場して一寸した寸劇風。
詩も詩の形も朗読も朗読の形も基本を保ちながら範囲内で移ろい、変化を持たせ、現代詩を多くの人に楽しんでほしいとベテラン詩人さん達の気持ちが伝わってくる朗読でした。
出かけるのは、すごく苦になったり、そのあとの疲れも予期しないものがあるけど、、
行って良かった!と思えることは、、幸せなり。 ありがとうございました。
写真撮影には、ちょっと被写体との距離が遠すぎていたこともあり(言い分け)上手くありませんが事後承諾でお許しをいただけそうと勝手に判断し..添付させていただきます。