みやうちふみこのブログ

日々の思い こぼれないように 

TOKYOポエケット!(私的リポ)

  7月15日第22回TOKYOポエケットが北千住BUoY
  で開催され、わたしも少しの時間会場で過ごさせて
  いただきました。以前一度、 両国 江戸東京博物館1階
  会議室で行われたとき、あれは あきは書館さんの出店
  を知って、興味津々出かけて行ったことがあるのだけれ

  ど、あの時とは立場も違うので、、どんなことになるの

  だろうかと不安のままその日を迎えた。
  
  2日続けての外出は無理と思いつつ、前日の合評会・
  モノクロームにも参加させていただいた、帰り際、
  一色真理先生の「明日のポエケット時間までに来られる
  方ありますか?」の問いに、小松さんが「ぼく良いですよ

  何時でも」と手を上げて下さった時は、内心すごくあり

  がたい思いに駆られていたのは嘘ではない。でなかった

  ら、「はい」とあまり自信のない状況の中で わたしが

  手を上げたに違いないのだ。案の定、その夜中 足がつっ

  てつっての繰り返しの痛さに余り眠れないまま当日の朝を

  迎えた。当日は、出先での不安に駆られて一瞬出かけない

  方が良いかも知れないとも思ったのだったけれど、、予定

  より1時間ぐらい遅れて家を出た。
  モノクローム・プロジェクトからは、一色先生の他、為平
  さん、小松さん根本さん、もしかして葉山さんも準備段階
  から関わっていて下さるだろうと、、内心頼りにしていた
  ので、のんびりした気持ちで目的地に向かった。バスと
  電車乗り換え2回、所要時間は1時間40分余り。中目黒へ
  出て日比谷線に乗ると一直線。車内は冷房が心地良くて
  案じていた足のつりもなく無事北千住駅に着いた。問題は
  その先。プリントして持参した「会場BUOY」への道順
  案内に従いファミリーマートの前に出た。丁度そこに
  おまわりさんが居たので、道順を書いたメモを見せながら
  黒い印のついているBUOYをさして、ここに行きたいの
  ですが、このみちで間違いないですよね?って聞いたら、
  「ああ、東京芸大のキャンパスがあの建物だから・・」
  と教えて下さったので、方向音痴のわたしも不安なく前進
  太陽生命の手前「ミリオン通り」をどんどん歩いた。歩き
  ながら暑さでいろんなことを思い出しながら、でもとにかく
  案内通り「付きあたりまでどんどん歩いて、左を10メートル
  ほど行ったところです。」と唱えるように歩いて行ったら
  、突き当たりの直ぐ手前あたりで、向こうから、綺麗な女性
  の方が歩いていらしたので、「BUOY」のことを聞いたの

  だけれど「突き当たりは直ぐそこですよ、でもその場所は分

  りません」とおっしゃったので「じゃぁ、突き当たりを右に

  行ってみます ありがとうございました」と別れて、突き当

  たりを右へ右へ歩いて行くと歩道橋の橋桁のようなものが見

  えた。その時、汗びっしょりになりながらそこを通り過ぎて

  こちらに向かって歩いてきた男の方に、メモを見せて「BU

  OYってこのあたりと思うのですがご存じですか」って聞い

  たら、メモを見ながら「さぁ、、この先に行って聞いてみて

  下さい」とおっしゃるので、、お礼を行って、その方の歩い

  てきた方向へどんどん歩いても、らしき建物には出合えず、

  聞いてみようとしても、人もいないし、聞けそうな所もない

  のだ。仕方無く突き当たりの所まで戻って、その辺のお店で

  聞いてみようと歩きはじめたところでBUOYの表示を見つ

  けたのだけれど、ここって、、丁度向こうから歩いてきた男

  の方に訪ねた所あたりと気がついた。
  だれかれとなく頼りすぎる悪い癖。もっと自分の目や感を信

  じても良いのだ思う。などと、またまたおかしなことを思った

  りした。
  
  会場内は 少しして薄暗いところにだったので、だんだん目が

  慣れてきて、ぼんやり一色先生のキョロッとした目を見つけた

  ときはほっとした。そばに為平さんの姿もキャッチ。ほっとし

  ながらブースに向かうと、、お店はすでに整えられて「デラ・

  ロッビア・ブルーの屋根」の著者・松井ひろかさんと、発刊ほ

  やほやの・「リフレイン」の著者鹿又夏実さんが店番をしてい

  た。なので、少し離れたブーツにいらした根本正午さんと、小

  松正二郎さんのところで、ひと休みさせていただいてから、、

  モノクローム・プロジェクトのお店の後方で、会場内を見渡し

  たり、詩集が売れたときの二人の喜ぶ姿などみながら、、正直

  、、ぼ~っと過ごしていた。右隣は、「詩と思想」のお店だっ

  た。お店番は青木さん。なのでその場にいて、当然 青木弓弥

  子詩集「il・イル」と 同人誌を買った。そのころから左隣に並

  べられている詩集が気になっていたのだけれど、、見えにくか

  ったので、じっとしばらくながめていた。ステキな男の方がお

  店番をしていたのだったけれど、、なんとなくそうして2時間ぐ

  らいは経った頃、もう一人の男の方だ見えたので、、なぜか、

  すっと声をかて、そこに並んでい詩集のことを聞くことができた

  のだけれど、それはどうしてだっただろう?
  と、今でも不思議に思う。で、そこに並んでいた詩集は「みなみ

  のかぜ」と言う熊本・大分にかかわりのある詩人さん達の同人誌

  で、震災を機に文芸から復興を目指してのものだと分った。2017

  年4月の創刊号からできたての2018年7月14日発行第4号の4冊。

  1冊500円。最終的に創刊号から第4号までの4冊を購入したのだ

  けれど、4冊の中どれにしようか、迷ったわたしが存在したのも事実。

  そんなとき、迷わず、エイ!と「4冊下さい」と何故言えないのだろ

  うか、、、。
  
  で、分ったのだけれど、後からいらした方が、F・Bの広瀬大志さんと
  知って、驚いた。間もなく、わたしは一色先生にだけ、そっとあいさ
  つして午後2時頃には会場をあとにした。帰ると直ぐお風呂に入って
  眠ること眠ること、、丁度お休みだったKAYOに甘えて、次の日も、、
  ほとんどぼんやりと過ごした。今日はなんとか平常。やっと、ゲッと
  してきた同人誌や個人誌や、「みなみのかぜ」を読んだ。そして・・
  二度驚いた。あの日左隣のお店にいらした方は、多分「清水らくはさん」
  とおっしゃる方で、茨城県生れ。熊本大学文学部に入学し、以後熊本在
  住とあるではないか。1989年生れというからkayoと近い年齢だ。
  頼もしい限り。それはそうと、会場にいて、一色先生や為平さん、葉山
  さんまでが、、会場内をゆらゆらとしていいるのを見て、、どうして?
  と思ったりしたのだけれど、今日になってスケジュール表を見て納得。
  交流・回遊ってことだったんですね。 そうそう、中学か高校生ぐらい

  の男の子(?)が、モノクローム・創刊号を店先で座り読みしていた姿

  がとっても印象的、、ポエケットのたびに思い出すと思う。

 

  企画・準備に関わって下さったみなさま、ありがとうございました。