お若いんですね。おいくつなんですか?
って、言われると、ついニコニコしてしまうんだけれど
冷静に考えて見ると、その問い方がなんだか可笑しくなって、
ひとりニンマリ。無意識に通り過ぎれば、ニコニコしてひとさし指を
1本唇に当てて「シィ~」だけで心地良く済むのにね。いやだ、いやだ。
そんな、本当にもう若くないわたしが、猛暑の中、昨日と一昨日と2日
続けて外出した。一昨日は、2ヶ月に1回の詩の合評会・モノクロームに
参のため早稲田奉支園へ。そして昨日は、第22回 YOKYOポエケット会
場のある北千住まで。早稲田奉支援へは何度か行っているので、猛暑の中
でも気持ち的には楽。それでもその夜は、足がつってつってよく眠れなか
った。多分、足がむくんでストッキングで足が締め付けられ血流が悪くな
って、が原因ではないかと思う。とにかく夜中中その痛さに苦しめられて
朝を迎えた。
なので、昨日は 途中で歩けなくなったりしたらどうしよう~そんな不安も
感じて、出かけることにちょっぴり躊躇。でも、とにかく少し遅れて 出か
ける決心をした。服装は、ぶかぶかのパンツにソックス、サンダル履きとい
う軽装。外に出ると、幾分前の日よりは風が涼しく感じられほっとしながら、
中目黒で日比谷線に乗り換え 最寄り駅の北千住駅までは難なく着いたもの
の、電車を降りてポエケット会場までの暑さといったらない。まるで熱風の
中を歩くと言うよりさまよっている感じだった。歩きながら、いやさまよい
ながら同じような暑さの中を兄と二人で歩いた日のあったことを思い出して
いた。当時、赤坂消防署勤務だった従弟が、品川の火薬倉庫火災で殉職。そ
のお葬式の日、バスを降りて従弟の実家に向かうに道中、、あの日も昨日の
様な暑い日だった。わたしの20代前半頃ことだから、ホントに若い頃のこと
になるけれど 丁度、今頃の季節だったのだと思う。遠くバスで参列して下
さった同僚の方達も汗びっしょり・・なのに・・と、そんな光景も浮かんで
きて、汗と涙が一緒になった。
あの時は、早朝のラジオニュースで、母が品川火薬庫火災のニュースを知り、
もしかして「Tも」と、甥を案じて まだ眠っていたて兄とわたしに告げに
来たのだった。兄とわたしは「まさかそんなことないよ、」、と言いながら
でもしぶしぶ起きて ラジオにを聞いていたら、まさかの従弟の名前が流れ
てきたのだった。
帰りに、団地のバス停近くで浴衣姿の若い二人連れに出会った。
ねむりの中、花火の音を聞いたような気がするけれど夢だったのだろうか。