みやうちふみこのブログ

日々の思い こぼれないように 

なすの燻製

キッチンのテーブルで詩と思想の5月を読んでいる最中いいにおいがしてきた。なんというかなにかの燻製のようなにおいとゆより香りに近いもの。なんだろうと本から目を離してどっきり。その源はガスコンロにかけた味噌汁を作りかけていた鍋から。ガスの火を消しふたを開けたら鍋底に

切られたなす達が寄り添うようにへばりつて救助を求めていた。そう、焼きなすをしている時のあの皮がぷちゅぷちゅ言いだしたころのあの感じ。

なすの燻製。

二人分の味噌汁の水分の量が蒸発するまで、どのぐらいの時間がかかるだろうか、沸騰してなすを

入れたことまでは記憶がもどるのだけれど、そこでどうしてそこを離れたのかが思い出さない。鍋底のなすは燻製状態でも鍋は焦げ焦げ焦げを洗い

落とすのに手まで焦げ色に。なにをするにも詩を書こうとするときのように肩肘張って息を詰めて

かからなねば。いつだったかkayoに言われたことがある。詩は降り注いで来るものなのでしょう、と。なにを生意気な、と思いながら、、そんな話しはじめて耳にしたことでもなわ、とその時は投げやったはずなのにまたむしかえし、そんな人のことは詩作の天才と呼ぶののだ、と 頭の片隅で嫉妬しながら読んでいた。 あやうくわたしの燻製が出来あげる危険性は多分にあっただろうと反省しながら、柔らかな夢とやらを今宵は見てみたい思いに駆られている。さてはて、、。