みやうちふみこのブログ

日々の思い こぼれないように 

一本一本のさくら

昨日はまだ 天に伸びた枝には蕾が残っていた 窓の中のさくらも 

今朝は 天辺をさす細い先端の蕾も開花 満開だ。
昨日は、バス停のそばにあるポストにハガキを入れながら バスで鴨居

まででて、鴨池人道橋のかかる鶴見川沿いに咲くさくら並木を歩いてきた。
さくら並木は0.5キロぐらい続いているらしいけれど、そこを歩くときは
さくらの季節でないときでも途中で引き返すのがいつも。 昨日も途中で

引き返してきてしまったのだけれど、とうどその引き返し地点辺りまで行

ってから さくらと言ってもいろんなさくらのあることに気がついた。

それは 品種は無論のこと さくらの木一本一本に個ではないけど それ

ぞれに持ち主がいるらしいこと、そして思い出のあるらしいことを知った。

そのときふつと 実家の庭の片隅にある「高志のさくらお父さんのさくら」

のことを思った。「このさくらの花、他所のとは感じがちがうよね」とか

「違うでしょう」と言い合い、、母は「この花吹雪の中で死にたい」、など

と愛でながら眺めたように、、昨日はそれまでの花の下を散歩するだけでは

ない 一本一本の木に咲くさくらを見てきた。まだそのことに気づかなかった

はじめの1本目では ピーよピーよとさえずるヒヨドリの声に 見上げても見

上げてもその姿を見ることは出来なかったのにその方向にカメラを向けて撮っ

た一枚に、小さく写るヒヨドリを見つけた。

流れる水音と川を渡る風・そこにはこべが咲いて モンシロチョウが舞い

タンポポつくし青々としたスカンポがのびて春の匂いがいっぱいだった。