昨日も猛暑だった。
午前中は予約しておいたkayoの眼科への付き添いで外出。
病院に行くときはいつも「一緒に行くわよ」と言うのだけ
れどこの数年「一人で行く」と断られることが多い。
それも、成長の証と思いつつ、じっと我慢していたのだけ
れど.今回は、予約してきた時点で、珍しく同行が許されて
いた。左右の目で見ようとすると、二重に見えはじめてい
たのが、はじめは一瞬集中して物を見ようとするとそれが
出来るのだと言っていた。その頃は、針と布が好きだった。
本も読んだ。それがだんだ強度な疲労を感じるようになっ
てきて、仕事上でも何かとつまずいて、でも、それを周りに
理解してもらうように伝えるすべを知らない。
「11才の時、悪性脳腫瘍の手術を受けてそのあと、照射療法
をたくさん受けたので、目の神経も、耳の神経もぼろぼろで直
らないんだって」、と言っても、信じてはもらえない。生まれ
た時からじゃないの?なんて目も感じたりして。頭部の手術痕
が見えないように髪を整えていたのに、ある日、自ら傷跡が見
えるほどにカットした。説明しても無駄「見て」そんなぎりぎ
りの気持ちを、わたしが察知したのは、数日してからだった。
「もう会社やめたい、やめる」と言って悩んだ日々。その後ま
わりの方達の理解に支えられ「もう少し頑張ってみる」と言って
一ヶ月が過ぎた。きっとわたしに、今、彼女を経済的にも精神的
にも100%いや90%でも支える自信があったら「もう、頑張ら
なくて良いから辞めなさい」と強固に言えたのだと思う。
本人と周りの方達にその進退をゆだねたのは、、果たしてどう
だったのだろうと、悩んでもいた。でも、今回、診察時の先生と
kayoとの会話を直に耳にし、、その後の対応にも今まで感じ得る
ことの出来なかった、あたたかなケア、、配慮がうかがえた。
その先生は鶴見大眼科の先生とだけしか知らない。
片方の耳が正常なら年齢に関わらず健常者
片方の目が正常なら年齢に関わらず健常者
片方の耳が聞えなくって片方の目が見えなくっても
日本では健常者なんだって、、ネットを操りながら
平然と話すkayo・・・。
「だからお母さん、外国で暮らしたっかったんだよね」
なんて・・そんなこと今頃言われても困ってしまう。