みやうちふみこのブログ

日々の思い こぼれないように 

4月2日、もろもろのこと。

朝起きてまもなく、いつもとお違う感じのめまいがしてきて、朝食後は、起ていられないぐらい身体が重くって、とうとう、夕食を済ませてからも、夕方ごろまで眠ってしまった。Oちゃんがいてくれたから、安心だったのかもしれない。頼んでおいた、かって我が家だったマンション周辺のを写真を長女が送ってくれたのだが、懐かしいと思う写真は1枚だけで、あとは、すっかり記憶からは消えている景色だった。
その周辺に桜があっことも覚えていない。りよちゃんを埋めた公園の松の木のことがふっと、悲しく思い出されただけだった。そんなことを思っていたからだろうか、ふっと、もう、カエルの声が聞こえるころだろうな、と、ひとり言のように声に出して言ったら、側でOちゃんが「どこから?」って聞いてきた。忘れているらしい。Oちゃんの病後、実家に泊まると、カエルの声がうるさいと言い、秋には虫の声がうるさいからと言って、、泊まることを嫌がって、いつも日帰りだった。

わたしには、子守唄に聞こえることも、彼女には雑音・・・(笑)それを苦痛だと理解するのには、笑い話に転換することが必需だった。同じだけれど、同じじゃない。それが彼女の個性と認めることで我が家は平穏、何よりも、彼女のくつろげる居場所でなければならない、と思っている。あと、何年もない。そんな暮らしが、それからの彼女の心の支えになってくれると信じたい。

熊本から、タケノコをいただいた。ゼンマイや梅干しやはりはり大根用の大根や高菜の漬物など。梅干し以外は、この数年、慎んできた食べ物ばかりだけれど、食べたくなって、無理を言ってしまった。

それから、昨日はWさんから、またちょっと伸びすぎた「のらぼう」と言う青菜をいただいた。伸びた茎が甘くって、美味しい。その前は、鎌倉のおみやげをいただいたりして恐縮なり。お一人さまは、時には寂しくとも優雅に映る。ここも、だんだん変わっていくのかもしれない。

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ベランダから見た遠景