みやうちふみこのブログ

日々の思い こぼれないように 

 11月3日・文化の日

 夕べ、あれから、少しは眠ったようだ。
だが、5時ごろ目を覚ましても感じる音と震動。パソコンを起動すると、吐き気がして、指先まピリピリと異様さを感じて このままいたら死んでしまいそうな気がして 逃げるように外に出て 深呼吸した。視野に人影が。こんなに早くに、と目を凝らすと 片隅に生まれた菜園の向こうに 大島さんの姿があった。行ってみるとシソの香りが漂っていて、思わず、あ、しそ、欲しいな。ってつぶやくように言ったらやわらかそうな葉を摘んでくれた。
てんぷらにしたら美味しそう・・・。
ここに住んで、6年、7年目になるだろうか、お会いすることはあっても(一方的にだけれど)こんなに、気負うことなく言葉を交わせるよになったのは最近。不思議?そんなものかも知れない。
彼女の助言に従うように、いただいたシソの葉を郵便受けに入れて、歩き始めると、空の色と、紅葉しはじめたばかりのイチョウの葉がきれいに溶け合っているのを見て、デジカメをとりに戻った。カメらを手にすると、被写体ばかりが気になってくる。
それでも、呼吸している小さな秋を見つけてきた。
欅の小枝からは、いろいろな鳥の鳴く声がして、気配を感じるのか、鳥たちは手前にある山茶花には裏側の枝にだけきて蜜をついばんでいた。撮ろうとしても、すばしっこくなかなか撮れない。欅の紅葉も始まったばかり。時折、一葉、はらはらと舞い落ちる感程度なので、鳥たちの声はにぎやかに聞こえても姿は捉えにくい。花壇には、もう、春の支度、パンジーとストクが植えてあった。

出合う人も少なくて、静かな朝。と思ったら、文化の日、休日だった。まずらしく休日とお休みが重なってOちゃんもお休み。昨夜眠れなかったのか、帰ってもまだ眠っていた。お薬の時間もあるので、一人で簡単な朝食。10時ごろになって起きてきた彼女は、機嫌が悪い。わたしが一人で散歩してきたこと、分かっていたのか?寝不足からか?朝食に起こさなかったからか?なんとかご機嫌を直してもらって(?)からっぽの冷蔵庫に収める食材を買いに、お昼近く二人で出かけた。

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紅葉し始めたイチョウと宙