みやうちふみこのブログ

日々の思い こぼれないように 

あの日の大きな虹

今日も、外はずいぶん暑そうだけれど部屋を通り抜ける風は涼やかだ。特に午後2時を過ぎる頃になるとベランダ側の部屋の、この位置はちょうど公園を吹き抜けてくる風の通り道。エアコンを止め吹いてくる風と戯れるのも楽しいとき。ピチピチピチピチと時折鳥たちのさえずりも聞こえてくる。そう言えば初ゼミの鳴くのを聞いたのはたしか、術後帰宅した日だったから7日。その翌日も聞いたのを記憶しているけれど、その後は聞いていない。生れ出でて余りの暑さに鳴くのも忘れて途方に暮れているのだろうか。あの夜目を覚まして どんなに辺りを見回しても一筋の灯りさえ見失っていた あの時のわたしのように。

今日はもう新のお盆の15日だね。君の回りにはたくさんの方達が会いに来てくださっているんだろうね。13日の夕方、晴れていた空に大きな虹を見つけたときは いつものように思わずカメラを手にしたのだけれど、その偶然にも驚いた。いたずらにしてもすごすぎるあの大きな虹。疑うことなくあの虹はわたしには君の笑顔だと思えた。お見舞いに行くたびに、道すがら、それは新幹線の窓からだったり移動中の車の窓からだったりしたけれど、必ずと言って良いほど虹と出会ったことを忘れてはいない。あの日の、夜明けの月を映した空模様にも君の気配を感じてはいたのだけれど、ここにいても、たしかな元気な君に再会出来て本当に良かった。忘れないよ、この日のことも。

気がつくともう夕方。

身体が少し汗ばんできていて、吹いてくる涼やかな風のことなどすっかり忘れていたり、、おかしいね。

気のせい?そうではない、かすかだけれどセミの鳴く声も聞こえてくるよ、ほら、、

涼しくなってきたからかしら(笑)