みやうちふみこのブログ

日々の思い こぼれないように 

「めぐらし屋」堀江敏幸

長谷川さんおすめ、
堀江敏幸「めぐらし屋」新潮社文庫、読了。

詩集とちがい、文庫本を読むには目が何倍も疲れる。

一冊の値段は安いのだけれど、空白の部分はほとんどなく文字で埋め尽くされている。開いただけで、目の奥がき~んと痛い。その痛さ、文字に対する拒否反応だろうか。

いつもはほとんど使わないメガネを取り出し、かけけるとすごく楽、スイスイ読める。慣れてくると外したくなる。外した状態で楽々読める。不思議なメガネ。いいえ不思議なのはわたしの眼なのか。

多分、すごく疲れていて、もうメガネなしでは限界、と感じた時に作ったメガネなのだと思う。その時、メガネをかけて本を読むとと手も楽だったのを記憶している。しかし、その後ほとんど使わないで過ごしていた。たまに使ってみても、疲れるだけで、失敗だったかも、と思っていたメガネ。そのメガネが、今回はとても役立ってくれた。メガネ作った時も、今日のように、目がすごく疲れていた時だったのかと、妙に納得できた。

肝心の、読感だけれど、主人公の蕗子さんは感受性豊かな女性。蕗子さんのような女生となら、お友達になれると仰っていた、長谷川さんの求む女生像とは、との関心、好奇心からこの「めぐらし屋」をわたしは購入読んだのだ。しかし、長谷川さんがこの本を紹介して下さったのには、それなりに、伝えたかったことがあったからだと、とても思う。この本を読んでみたいと思った本当のきっかけ、思い出しました。タイトル「めぐらし屋」って何だろう?て愚問を抱いたからでした。

ユニークな展開、想像力は詩作にも重なる。」

見つめる目線もユニーク。詩作にも生かせたらいいけど。

オンライン講座祭り、1日目の今日は、大きく遅刻、逃がした魚の大きさは計り切れないほどだ。明日は、13時から14時。 

f:id:m-bunko:20210812005210j:plain

長谷川さんおすすめ