みやうちふみこのブログ

日々の思い こぼれないように 

2018-01-01から1年間の記事一覧

左手の小指

台所用品として 竹細工の品々が手に入れ やすい頃だからもう大分前のことになる。 神戸から神奈川県内に転勤、某社宅に移り 住んで間もなく、長女次女が幼稚園に通う 頃だった。それまでとはまるで違うその台 所が、わたしのお城と思えるようになるに は 時…

悔恨 

あなたの元上司だった あなたの最後まで尊敬していた方は あなたの棺の前で手を合わせ線香をあげ 母に向かって お悔やみの言葉をかけてくださいました。 「 もっと でんと構えていれば良かったんだよ。」 「ガッハハハ・・・。」 母は笑顔をつくり「ほんとう…

ずっと忘れていたのだけれど

岡島弘子詩集「洋裁師の恋」”まとう”にうたわれている 幼かった頃の著者とお母様の日常を垣間見ながら わたし も同じように あの時代に思いを馳せ あの頃のことを思 い出し今 やっと母の気持ちをかみしめている。 七五三のお参りの時 母はわたしに 襟元に大…

わたしの試み

今日の朝日新聞朝刊に出ていた「リレーオピニオン」 「旅の力」詩人・三角みづきさんの記事を読んだ。 旅行者として初めての土地に行くのは、生まれたての 無垢な赤ん坊になるようなもの。旅に出ると五感が大 きく開くのが分かるのだとも書いている。 以前 …

猛暑の夏

今朝早く 東の空に輝く真太陽を そのま ままなこに縫い付けた。 次は朝顔。 次は赤い花をつけたゼラニュームと 鉢の隅っこからのびたちどり草。 次は 枯れかけたホタルブクロに 青々と葉を茂らせたワールドスストロベリーと青じそ。 眼(まなこ)から脳へ ど…

朝顔

わたしの朝顔は 母の朝顔 ぬれ縁の向うに咲いた花 母の朝顔は なにを見ていたのだろうか なにを知っている? 甥の夏休みの自由研究に選ばれて 泊まり込み 花開くまでの肉眼観察と写真撮影 眠い目こすっている間にすべて完成 小学生県なんとか賞を授賞・・ あ…

kayoの眼科付き添い

昨日も猛暑だった。午前中は予約しておいたkayoの眼科への付き添いで外出。病院に行くときはいつも「一緒に行くわよ」と言うのだけ れどこの数年「一人で行く」と断られることが多い。それも、成長の証と思いつつ、じっと我慢していたのだけ れど.今回は、予…

わたしのなまえ

岡島弘子さんの詩集「洋裁の恋」に出てくる 「名前」の中で、著者は *私の名付け親は叔父 *そのいのちを私の名前にこめて遺し *南の島で戦死した と したため *叔父のかたみの名前をひるがえし ひるがえし 私は *けんめいに天をめざしている と結んでい…

TOKYOポエケット!(私的リポ)

7月15日第22回TOKYOポエケットが北千住BUoY で開催され、わたしも少しの時間会場で過ごさせて いただきました。以前一度、 両国 江戸東京博物館1階 会議室で行われたとき、あれは あきは書館さんの出店 を知って、興味津々出かけて行ったことがあるの…

カサ 持っていたのに

土砂降りの日だった 駐車場に行くまでの間に おニューのパンツスーツ 下半身びしょびしょびしょ あれよあれよと 繊維をゆるめとかして ヒップに吸い付く あげくは雫の重みで パンツの丈は伸びて伸びて 縫い付けるように パンプスまで包んで 歩行困難 カサ 持…

猛暑の中の外出

お若いんですね。おいくつなんですか? って、言われると、ついニコニコしてしまうんだけれど 冷静に考えて見ると、その問い方がなんだか可笑しくなって、 ひとりニンマリ。無意識に通り過ぎれば、ニコニコしてひとさし指を 1本唇に当てて「シィ~」だけで心…

アイロン(タイトル・岡島弘子詩集・「洋裁師の恋」より)

岡島弘子詩集・「洋裁師の恋」 タイトル「アイロン」を読み終え 思わずいずまいを正し 辺りを見回す 先ずは流し台付近 もう少しもう少しと あれからどのぐらい経っただろうか 捨てられずにいた台ぶきんを ゴミ箱にポイっと捨てる それだけで明るくなった 流し…

ミルク色の空

まだ朝顔の咲いている昼下がり そよ風吹いて ゆ~らゆら~ ミルク色した空 見上げてる みぃーみぃーみぃー 鳴く あれは 朝 生まれたばかりのセミだろうか 園帰り 道草はじめる子供達 母達の 追いかけるその声 ミルク色した空に舞う でーでーぽっぽーでーでー…

お蚕

岡島弘子さんの詩集「洋裁師の恋」に出てくる「絹糸となるところまで」を読んでいて、思い 出したのがお蚕。お蚕の桑の葉を食む音がなつ かしく聞えてくる。シュワァシュワァシュワァシュワァ多分こんな音 だったような記憶。記憶をたどると最初の記憶は 母…

本当の名前(タイトル・ 岡島弘子詩集・洋裁師の恋より)

親子5人で最後に住んでいたマンションは、千葉県S市内団地 の11階建ての10階。22件が一つの建物に暮していた のっぽな建物。そこに移り住んだのは1994年春だっ たと思う。 地震の時はゆ~らゆ~らと揺れた。 道路の向こうは公園、公園の向こうは…

ねむりと目ざめ(タイトル・ 岡島弘子詩集・洋裁師の恋より)

(わたしの中では) ねむりは無意識に行われる作業 目ざめてはじめてその事実を知るのだから 目覚めはねむりとは少し違う はじめはなんとなくうっすらと 虚ろな世界を虚ろに虚ろにさまよいながら または鳥のさえずりをとーくに聞いたりしながら 携帯の目覚ま…

息をする (タイトル・ 岡島弘子詩集・洋裁師の恋より)

ときどき息苦しくなる そんなとき 空気が欲しいと思う 窓を開け放す 風風風 風が欲しいのと ・・叫ぶ そよそよと吹く緑の風 クチナシの香りを運ぶ風 ヤマユリの香りを運ぶ風 それはふるさとの香り チンチョウゲの香りを運ぶ風 それは母の匂い 桜の香りを運ぶ…

一色真理先生 無意識詩論のためのメモ/実践(1)

貝ボタン (岡島弘子詩集・洋裁師の恋より) 貝ボタン 海ほーずき 遠足 ともこさんの おみやげ 大洗 思い出したわ 海が見える 青い海 岩が見える 白い波が見える 波の音がきこえる 今朝二つ目の朝顔が咲いた 咲いたばかりの朝顔 おはよう 今日も雨

娘の思い母の思い

昨日の負荷心電図検査で頑張り過ぎみたい。 今日はちょっと身体がだるい いや、残り梅雨のようなお天気のせいかしらね。 詩誌・モノクローム創刊号・2018夏を読む もう何回目だろう。 今、わたしの中味はこの詩集に満たされ もう詩を生むことが出来そうにな…

負か心電図検査

午前中は、団地内のかかりつけ病院へ。 負荷心電図の検査などなど。 心電図には、負荷のかかったときに多少の変化が 見られるとの心電図結果。 普段から山登りや階段など無意識に消極的行動をとっている のは、心臓に負を感じるからだったのだと納得出来る。…

2つの詩集

一つは、詩誌・ モノクローム創刊号・2018SUMMER(モノクローム・プロジェクト)昨日、野川朗読会に伺った折、一色先生から手渡していただきました。参加者17名による19片の詩誌。わたしも参加させていただいています。7月15日のポエケットにて販売します。…

野川朗読会9ミニレポ

昨日、7月1日は、岡島弘子さん主催の野川朗読会9に観客とし参加させて いただきました。昨年は多分体調が悪くってキャンセルさせていただいた ので、初参加。最寄り駅の小田急線・成城学園駅下車、会場の成城ホール 集会室まで徒歩5分と案内状にはでていた…

パソコン不調

昨日の朝からパソコンのご機嫌最悪 もしかして嫉妬? 一昨日の深夜まで「野川朗読会」のことであれこれ交信したり 投稿していたからなのか? 昨日の朝、「野川朗読会」に出かける前、 起動はするのに・・黙り。「野川朗読会」から帰宅しても同症状にどう しよ…

梅雨明け

今朝起きてすぐベランダに出ると おはよう~と言う風に涼やかな風が吹いて いつもは目立たない中庭の赤つめ草が 生き生きと見えて写真を撮った 正午のニュースで 気象庁からの梅雨明け情報を知った 早い!

早い!

「詩と思想7月号」が届いたのは昨日の6月27日。 今までは、どんなに早くっても28日だった。 前編集長が退職して2回目の発刊。(?) その感じ、表紙も含めて、同じようでもあり、 一変した感じもそこはかに感じるけれど・・ 「そのうち、慣れるわよ」…

いただけるものはありがたくいただくべし!

このごろ、やれやれと思う間もなくいろんなことが 身辺に浮遊する。「はい」どちらですか?」「え? どちら様ですか?」「どちら?」「どちら様ですか?」 「・・あら、、失礼いたしました」そんな全然聞き覚え のない声のひとからの電話だったり、そんなと…

初夏日・・美容院へ

山鳩の鳴くのをとーくに聞きながらいると公園の木々の辺りからウグイスの鳴くのが聞えてくる。そのウグイス、、ホーホケキョと鳴いたかと思うとホケキョ・ホケキョ・と鳴く鳥もいたりしてその鳴き方を聞きながら、たどたどしいというより無愛想なウグイスを…

夏至

今日は夏至、夜の時間が一番短い日。夕方、それまでずっと梅雨空色に覆われていた部屋に、突然赤い陽が射して きた。20時頃ベランダに出ると空には星が1つ輝いて半月の月が浮かんで いた。その輝きが哀しげに見えたのは大阪北部地震での犠牲者を思い浮か…

夕べの夢

珍しく夢を見た。Kayoと二人でトイレの掃除をしている変な夢。我が家なのだけれど渡り廊下があったりしてそれは、田舎の昔々の小学校・中学校のトイレのような仕様。トイレの掃除をしながら「買い物に行ってきたの」とkayoが話しはじめた。「どこへ行って来…

ちどり草

ベランダに咲いたちどり草に ミツバチが止った 小さな花に花より大きなミツバチ クンクンしてら なのはなの香りに似ていた